久々に義母邸に遊びに行く。
先月撮った七五三の写真と義母の誕生日プレゼントを持って。
義母は何をプレゼントしてもあまり喜んでくれていない気がする。

手土産にお菓子を持っていけば食べないからと持たされて帰される。
マフラーやちょっとしたカップなども手渡しても
どこかへしまわれてしまうのか見かけない。
唯一花は喜んでくれているみたいだがもう
あの部屋にあれ以上増やさないほうがよさそうなので
鉢植えはプレゼントするのを避けている。
アレンジメントなどをプレゼントするもののイマイチ部屋の中で浮いている。
微妙だ。
今回の誕生日は無難に消えてなくなるアレンジメントにしようと思ったが
母の日も花だったので趣向を変えて手袋にしてみた。
使ってはもらえない事は分かっているのだが
まだ義母は働いているのでもしかしたら使ってもらえるかもしれないという期待と共に。
そして、長女に選ばせる。
長女が選んだといえばそれだけで喜んでくれるかもしれない。

義母邸につくなり長女がプレゼントを渡す。
長女が選んだことを伝える。
が、いつものごとくありがとうとさらっと言うと
世間話などを始める。
さすがに夫も孫が選んだのだからもっと喜べという。
先程よりうれしがって見せるがけしてプレゼントを開こうとはしない。
何故なんだ。もらったら目の前で広げてみてお礼を述べたりしないのだろうか?
夫がさらにあけてみろと促すとようやくというか
初めてプレゼントを目の前であけてくれた。
が、手袋を手にはめようとはしない。
プレゼントより積もり積もった話をしたいみたいだ。
はめてみろよと夫もあきれて言う。
やっとはめてくれて長女も安心した様子。
なんだかプレゼントしがいがない。
ことごとくつぼをはずしているのかもしれないがそれでもなんか切ない。
来年の母の日はやっぱり花を郵送しよう。